花粉性結膜炎

スギ・ヒノキ花粉による花粉性結膜炎について

冬~春に目がかゆいみなさまへ

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2016年に比べると?(例年比) 2016年の花粉の飛ぶ数は?(例年比)

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花粉性結膜炎とは?

花粉性結膜炎は、名前の通り花粉が関係している結膜炎です。アレルギーが関係する結膜の炎症で、何らかの症状があるもののうち、増殖性と呼ばれる形の変化が無いものをアレルギー性結膜炎と言います。

アレルギー性結膜炎は毎年決まった季節に出る季節性のものと、症状の波はありますが一年を通して続く通年性のものに分けられます。 季節性のものは大部分が花粉によって引き起こされ、これを「花粉性結膜炎」と呼ぶ事になっています。

原因となる主な花粉は、スギ科のスギやヒノキ、キク科のブタクサやヨモギ、イネ科のカモガヤです。特に、春先に飛散するスギ・ヒノキがもっとも多くの原因であり、アレルギーのある方にとっては非常に辛い季節といえます。

花粉性結膜炎の症状とは?

花粉の飛散時期 グラフ

花粉性結膜炎になるとさまざまな症状が現れます。

まずは目のかゆみ、そして涙、充血、異物感などです。

また、急激に大量の花粉にあたってしまうと、結膜、白目の皮が水膨れのように腫れてしまう事もあります。

また、花粉性結膜炎の65%から70%という多くの方が同時にアレルギー性鼻炎を伴うということが分かっています。

花粉性結膜炎の症状

  • 目のかゆみ
  • 異物感
  • 充血
  • 結膜の腫れ
  • アレルギー性鼻炎を伴う(6割以上)

治療・予防はの3種類の点眼薬を使い分けることがポイント!

花粉飛散量 グラフ

結膜炎の炎症の場所は結膜、またはそのすぐ下で、目薬がしみ込み易く効きやすい場所です。したがって症状の重さに関わらず治療の主役は点眼となります。

使う点眼は大きく3種類に分かれます。

一つ目は炎症の元となるものを出にくくするメディエーター遊離抑制薬です。この薬は症状が本格的に出る前に予防的に使われる事が多くなります。

二つ目は出てしまった炎症の元を、主にブロックする薬ヒスタミンH1受容体遮断薬です。これは既にかゆみなどの症状が出ているときに使います。

そして三つ目は、炎症を抑えるステロイド点眼などの抗炎症薬で、症状が強いとき、短期間で使用するのが一般的です。

また、症状が出始める前に治療を開始しておくことができるのが、毎年決まった時期に出ることが多い花粉性結膜炎の特徴でもあります。これを「初期療法」と呼んでいます。

もともとアレルギー性鼻炎の方に対して始められた治療法なのですが、結膜炎でも同じく有効だということがわかり、現在は広く行われています。

初期療法はだいたい花粉の飛散が始まる2週間程前から、点眼を始めます。実際には症状が出る前から花粉は少しずつ飛んでいるわけですから、非常に軽いうちから治療しているということになります。副作用が少ない、炎症を起こす元を出にくくする薬を一日数回点眼するのが一般的です。

例えば、例年3月に飛散が始まるわけですから、2月の中旬頃からの治療開始となるわけです。この治療法は効果が高いとされていますが、お忙しい方はなかなか来院が難しいといった難点があります。

点眼薬の種類

  • メディエーター遊離抑制薬(炎症のもととなる体内物質を出にくくする)
  • ヒスタミンH1受容体遮断薬(出てしまった体内物質を抑える)
  • 抗炎症薬(炎症全体を抑える)

花粉性結膜炎を予防するためには?

まず、外出時には目を花粉から守ることが大事です。普通のメガネであってもかけていると、目に入る花粉の量は通常の3分の1程度にまで下がると言われています。

さらに、カバー付きのゴーグル型の保護メガネをかければ花粉量を10分の1にまで減らせます。近頃は手に入り易くなっていますので是非、お試しください。また帰宅した時には衣服についた花粉を部屋に持ち込まない様に一旦はらってから家に入る事も大切です。

また、天気がいい日に窓を開けない様にする事や、うっかり布団を干さないといった注意も必要です。目に入ってしまった花粉は人工涙液を点眼する事で洗い流しましょう。その際、何回も使うので防腐剤の入っていない製剤がよろしいです。 水道水で洗うより効果的で安全です。

花粉の季節は、日ごろから花粉情報に気を配り生活する事で少しでも快適な日常を目指していただきたいと思います。

また、毎年のように花粉に悩まされている方には初期療法は良い方法ですので、是非、ご相談ください。

花粉対策

  • メガネをかける
  • 保護メガネの使用(ゴーグルタイプ)
  • 服についた花粉を部屋に持ち込まない
  • 窓の開閉、布団干しの注意
  • 人口涙液の点眼で花粉を洗い流す

などなど

20分でわかるアレルギー検査

検査項目

アレルギー症状を軽くするにはお薬を飲むほかに、「原因物質の対策」という方法があります。何が原因で症状が起こるのかを知ることが大切です。検査により、症状を悪化させている原因を特定し、対策することで投薬と合わせてより高い治療効果が期待できます。測定できるアレルゲンは

ハウスダスト系・・ヤケヒョウヒダニ、ゴキブリ、ネコ、イヌ
花粉系・・スギ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ
の8種類。

採血を行い、結果が出るまで約20分。患者さんと一緒に結果を確認することができます。
検査を希望される方はスタッフまでお声がけ下さい。

※保険適用の検査です。通常の診察料の他、3割負担の方で約3000円かかります。